古里かるたで世代超え交流 芦安ふれあい館
南アルプス市の芦安ふれあい館で5日、「芦安だいすきかるた」を使ったかるた大会が開かれ、芦安地区の保育園児から高齢者まで約130人が交流した。
市芦安支所の世代間交流事業。参加者は6つのグループに分かれ、読み上げられる札を取り合った。
かるたは、ふるさとを語り継ごうと住民が参加して町村合併前に製作し、全世帯に配った。「ひっそりときれいに咲くよキタダケソウ」「犬と言えば甲斐犬の里だよ芦安村」などと、地区の歴史、自然、特産物などを読み札に織り込んでいる。
読み札の1枚を考えたという清水ちま子さん(73)=同市芦安芦倉=は「芦安村がなくなり、はじめは寂しかった。たまにかるたを見て懐かしく思っている」と話していた。
【写真】「芦安だいすきかるた」の札を取り合う子どもたち=南アルプス市の芦安ふれあい館
(2004年2月7日付 山梨日日新聞)