南アルプス最北端の甲斐駒ケ岳 朝日に映える孤高の美 やまなし彩時記 冬
街が眠りから覚めるころ、甲府盆地を囲む山々に柔らかな光が当たり、寒気も緩み始める。
午前六時三十分。
県道甲府敷島韮崎線、通称山の手通りの千松橋から西の方角に、甲斐駒ケ岳の威容がうっすらと見えた。
約二十分後、東の空が明るくなり始めると、その間接光がゆっくりと南アルプスの稜(りょう)線を照らし始める。雪に覆われた山肌は、みるみるうちに赤紫色に染まり、時の経過とともに色を薄めていく。
南アルプス最北端の独立峰として端正な姿をみせる甲斐駒ケ岳。ピラミッドのような整った姿と険しさを感じさせる山肌が、朝の光で孤高の美しさを見せる。
【写真】南アルプス最北端の甲斐駒ケ岳
(2004年1月29日付 山梨日日新聞)
午前六時三十分。
県道甲府敷島韮崎線、通称山の手通りの千松橋から西の方角に、甲斐駒ケ岳の威容がうっすらと見えた。
約二十分後、東の空が明るくなり始めると、その間接光がゆっくりと南アルプスの稜(りょう)線を照らし始める。雪に覆われた山肌は、みるみるうちに赤紫色に染まり、時の経過とともに色を薄めていく。
南アルプス最北端の独立峰として端正な姿をみせる甲斐駒ケ岳。ピラミッドのような整った姿と険しさを感じさせる山肌が、朝の光で孤高の美しさを見せる。
【写真】南アルプス最北端の甲斐駒ケ岳
(2004年1月29日付 山梨日日新聞)