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天候が回復して晴れ間が広がり、北岳から間ノ岳(中央)に続く稜線(りょうせん)を望む。鞍部(あんぶ)には北岳山荘が確認できる
間ノ岳(南アルプス市、早川町、静岡市)は、国土地理院の測量方法の変更に伴う再調査で、標高が1メートル高い3190メートルになった。奥穂高岳(長野県、岐阜県)と並び全国3位タイとなり、日本で2番目の北岳と3番目の間ノ岳を縦走する登山客の姿が目立った。 間ノ岳は直接登るコースがなく、北岳や塩見岳から縦走するなどしなければ登頂することができない。北岳山荘によると、北岳に登り、山荘で1泊して荷物を置き、3番目の間ノ岳をピストンする登山客が例年よりも増えているという。 北岳山荘の関係者は「ユネスコのエコパークに登録されたことで南アルプスを登山に訪れた人よりも、日本で3番目の標高になった間ノ岳を目的に来た人の方が多いのではないか」と話していた。
2014年7月24日付 山梨日日新聞掲載