2015.5.01 News /

遭難救助に備え装備品チェック 南アルプス署

 南アルプスの本格的な春山シーズンを前に、南アルプス署はこのほど、山岳遭難事故の救助に備え、装備品の点検と装着訓練を行った=写真。

 同署の山岳遭難救助隊員9人が、登山靴の履き方やアイゼンの装着方法などを確認した。県山岳遭難対策協議会南アルプス支部の清水准一副支部長が、アイゼンを装着して歩く際の注意点やピッケルの使い方などをアドバイスした。

 同署によると、昨年は南アルプス山系で33件の山岳遭難事故が発生し、6人が死亡。前年と比べ、事故は5件減ったが死者は1人増えた。川住裕樹地域課長は「一件でも多くの事故を減らせるように注意喚起することはもちろんだが、山岳遭難が起こったときの準備もしっかりとしたい」と話している。

 (山梨日日新聞 2015年5月1日付)

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