2014.10.23
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記念碑で山並み表現 北杜市が建設南アルプス国立公園50年
北杜市は、南アルプス国立公園指定50周年を記念し、同市白州町白須の道の駅はくしゅうに、モニュメントを建設した。南アルプスの魅力や麓の豊かな自然を知ってもらおうと、山並みをイメージしている。26日に除幕式を行う。
市観光商工課によると、モニュメントは、甲斐駒ケ岳などをイメージした形の異なる三つの像からなる。素材は茶褐色のコールテン鋼。山々が育む天然水をイメージして、一部にハート形の青色のチタンを飾っている。
デザインは、東京芸術大の北川原温教授が代表を務める「北川原温建築都市研究所」が手掛けた。市が5月に事業者を募集し、集まった6社の中から、「南アルプスの優雅さや、美しい自然環境を育む水が表現されている」として、同研究所のデザインを採用した。
除幕式は26日午後1時半から現地で行う。除幕式に先立ち、同日午前10時からは、北杜・長坂コミュニティステーションで、アルピニストの野口健さんの記念講演会を開く。
同課の担当者は「モニュメントが、ユネスコエコパークにも登録された南アルプスの自然環境について知り、保全への意識を高めてもらうきっかけになれば」としている。
講演会は入場無料。問い合わせは市観光商工課、電話0551(42)1351。
【写真】南アルプス国立公園50周年を記念するモニュメント=北杜市白州町白須
(山梨日日新聞 2014年10月23日付)