北岳・北沢駒仙小屋 更衣室、談話室設置を 建て替えへ検討委提言 来年5月に着工
老朽化に伴い建て替えが決まっている南アルプス・北岳の北沢駒仙小屋について、新たな小屋の在り方を協議する「北沢駒仙小屋検討委員会」(西野浩蔵会長)は、小屋の構造、設備に関する要望を盛り込んだ提言書をまとめた。南アルプス市は提言を参考に設備内容を詰め、来年5月ごろから新たな小屋を建築。2013年度の供用開始を目指す。
提言書では、09年に行った木造住宅耐震診断で現在の小屋について「倒壊の危険がある」との診断結果が出たことを踏まえ、「築80年が経過した建物であることから、老朽化が著しい状態にある。女性のグループや高齢者など、さまざまなニーズに対応することも困難な状況になっている」と指摘。「小屋を新設することで安全性を確保し、サービスを充実させながら新たな顧客を開拓していくことが必要」としている。
小屋の構造については、更衣室や談話室を設けることや、30人ほどが余裕を持って食事できる食堂スペースを設けることを提案している。
市は今月から小屋の解体に入り、本年度中に新たな小屋の設計図を作製する。来年5月ごろから建築工事に着手する予定。新たな小屋のオープンまでは、テント利用者に限って営業を続ける。市観光商工課は「通路や階段、トイレなどの利便性を高めた小屋を建築したい」としている。
検討委は山岳関係者ら10人でつくり、今年7月から協議を進めてきた。
(2011年11月11日付 山梨日日新聞)
提言書では、09年に行った木造住宅耐震診断で現在の小屋について「倒壊の危険がある」との診断結果が出たことを踏まえ、「築80年が経過した建物であることから、老朽化が著しい状態にある。女性のグループや高齢者など、さまざまなニーズに対応することも困難な状況になっている」と指摘。「小屋を新設することで安全性を確保し、サービスを充実させながら新たな顧客を開拓していくことが必要」としている。
小屋の構造については、更衣室や談話室を設けることや、30人ほどが余裕を持って食事できる食堂スペースを設けることを提案している。
市は今月から小屋の解体に入り、本年度中に新たな小屋の設計図を作製する。来年5月ごろから建築工事に着手する予定。新たな小屋のオープンまでは、テント利用者に限って営業を続ける。市観光商工課は「通路や階段、トイレなどの利便性を高めた小屋を建築したい」としている。
検討委は山岳関係者ら10人でつくり、今年7月から協議を進めてきた。
(2011年11月11日付 山梨日日新聞)