桝形堤防の整備 白根高生が体験

 白根高の生徒は、国史跡「御勅使川旧堤防(将棋頭・石積出)」の「桝形堤防」(南アルプス市有野)で整備体験をした=写真。
 地域の史跡に理解を深め、作業に取り組むことで歴史を伝承する意識を高めてもらおうと同校が12日に実施。1年生約120人が参加した。石積出1番堤では、市教委文化財課の担当者から史跡の歴史や役割の説明を受けた後、石の間に詰まった土や表面に付着したコケをスコップでかき出してきれいにした。桝形堤防でも整備をした。
 石積出は御勅使川扇状地全域を守る治水の要となる石積みの堤防。桝形堤防は御勅使川を横断するかんがい用水路「徳島堰」の水門を洪水などから守るために造られた。堤防は今年3月、整備工事を終えて一般公開されている。

(山梨日日新聞 2024年11月26日掲載)

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