芦安山岳館で染色家・古屋絵菜展 南アルプスの自然美表現

 甲州市の染色家・古屋絵菜さんの作品を紹介する企画展「古屋絵菜 山山.-san san.-」が、南アルプス市芦安山岳館で開かれている。
 南アルプスのユネスコエコパーク登録10周年を記念して開催。古屋さんは南アルプスの自然の美しさや偉大さ、神秘性などを、ろうけつ染めを用いて表現していて、企画展では北岳や甲斐駒ケ岳のほか、ハクサンイチゲなどの高山植物を描いた作品を展示している。制作に使用した道具なども並ぶ。
 ろうけつ染めは、蜜ろうを付着させた筆などで布に模様を描いて染色する技法で、中国の無形文化遺産に指定されている。
 入館料は大人(中学生以上)500円、子ども(小学生)250円。開館時間は午前9時~午後5時。毎週水曜日と年末年始は休館。来年3月11日まで。問い合わせは同山岳館、電話055(288)2125(午前9時~午後5時)。

(山梨日日新聞 2024年11月21日掲載)

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