桝形堤防 児童が整備作業 南ア地域の歴史に理解

名前を書いた石を敷く児童ら=南アルプス市有野

 南アルプス市教委が整備工事を進めている国史跡「御勅使川旧堤防(将棋頭・石積出)」の「桝形堤防」(同市有野)で、白根飯野小の児童が史跡公園内の園路整備作業を体験した。地域の史跡に理解を深め、作業に関わることで歴史を伝える意識を高めてもらおうと企画した。
 10月26日に行い、4年生約40人が参加した。史跡を見学しながら市教委文化財課の担当者から桝形堤防の歴史や役割、構造などについて説明を受けた後、縁石を据える作業を体験。それぞれ手のひらほどの平たい石に墨で年号や自分の名前を書いて、園路脇に敷き詰め、その上に教師らが縁石を据え付けた。

(山梨日日新聞 2023年11月9日掲載)

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