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上野原、都留、大月3市の消防本部と登山地図アプリ「YAMAP」などを手掛ける「ヤマップ」(福岡県)は31日、山岳遭難者の救助に関する連携協定を結んだ。ヤマップが遭難者の位置情報などを消防本部に提供することで救助の迅速化や二次災害の防止を図る。同社によると、県内の消防本部との協定締結は初めて。 協定によると、アプリ利用者が遭難した時に同社が消防本部の要請に応じて、遭難者の位置情報を提供する。同社が手掛ける捜索隊員の活動状況を一元管理するシステムも無償で利用することができる。システムを使うことで現場に向かった救助隊員が遭難するといった二次災害のリスクを防ぐことにもつながるという。 上野原市消防本部によると、3消防本部の管内に山が多く、遭難の救助業務も多いことから、同社に協定の締結を打診した。
(山梨日日新聞 2023年11月1日掲載)