難病と闘いながら北岳登頂150回達成 神奈川の塩沢さん
南アルプス・北岳登山を続けている神奈川県藤沢市の塩沢功さん(61)が、150回目の登頂を果たした。手足の震えなどが起きるパーキンソン病を患いながらも、年10回以上のペースで登山を続けての達成。塩沢さんは「登山を続けてきたから今も元気でいられる」と話している。
41歳で職場の仲間と奥穂高岳に登ったのをきっかけに登山を始めた。その後、年数回北岳に登るようになり、52歳で登頂50回を達成。しかし、55歳の時、「右腕が震え、声が出しにくくなった」。パーキンソン病と診断されたが、北岳登山は続けた。
記念すべき150回目の登頂には仲間ら約30人が同行。雨にも見舞われたが、今月13日、山頂に立った。「雨の中、体調不良の同行者の荷物も背負った。小屋に着くまでに薬が切れ、きつかったよ」と振り返る。
「花、山の形、自然すべてが北岳の魅力。何よりも国内第2の高峰に登りきった人の満足な顔から元気をもらえる」と話す塩沢さん。「65歳までに200回登りたい」と意気盛んだ。
【写真】北岳登頂150回を果たした塩沢功さん=南アルプス・北岳
(2009年9月24日付 山梨日日新聞)
41歳で職場の仲間と奥穂高岳に登ったのをきっかけに登山を始めた。その後、年数回北岳に登るようになり、52歳で登頂50回を達成。しかし、55歳の時、「右腕が震え、声が出しにくくなった」。パーキンソン病と診断されたが、北岳登山は続けた。
記念すべき150回目の登頂には仲間ら約30人が同行。雨にも見舞われたが、今月13日、山頂に立った。「雨の中、体調不良の同行者の荷物も背負った。小屋に着くまでに薬が切れ、きつかったよ」と振り返る。
「花、山の形、自然すべてが北岳の魅力。何よりも国内第2の高峰に登りきった人の満足な顔から元気をもらえる」と話す塩沢さん。「65歳までに200回登りたい」と意気盛んだ。
【写真】北岳登頂150回を果たした塩沢功さん=南アルプス・北岳
(2009年9月24日付 山梨日日新聞)