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全長９メートルのこいのぼり＝南アルプス市西南湖
南アルプス市西南湖の重要文化財・安藤家住宅は、端午の節句（５月５日）に合わせて、こいのぼりや節句飾りを展示している。 市内染物店で１９３６年に作られた全長９メートルの本染めのこいのぼり、市民から寄贈された神話や歴史の一場面が描かれた武者のぼりや掛け軸、五月人形、甲冑など７０点を展示。江戸後期から明治中期に飾られた県内独自の紙製の節句人形「おかぶと（かなかんぶつ）」や、小笠原流礼法の節句飾りなども並ぶ。 市教委文化財課の担当者は「今では珍しい節句飾りも数多く展示しているので、昔ながらの風情を感じてほしい」と話している。 展示は２９日まで。午前９時～午後４時半。火曜日休館。入館料は大人３００円、小中高生１００円。問い合わせは安藤家住宅、電話０５５（２８４）４４４８。
(山梨日日新聞 2023年5月2日掲載)
