2009.8.04 News / 登山 / 人物・団体 /

コンビニで安全登山啓発 レジ横に情報冊子 南アルプス署に協力

 県内外で山岳遭難事故が相次ぐ中、南アルプス市有野のローソン南アルプス街道店は、夏山情報を載せた冊子をレジに置き、安全な登山を呼び掛けるポスターを入り口に掲示するなど、山岳遭難防止の啓発に取り組んでいる。南アルプス署の依頼を受けた対応で、7月下旬から始めた。

 取り組みは、同店を訪れる登山客が多いことから同署が依頼。入り口には、登山計画書の提出や早立ち早着きの原則などの注意書きを記したポスターを張り、レジに山の危険個所などを示した冊子「夏山情報」を置いている。

 南アルプスの登山口に向かう道路沿いにある同店には、食料購入のために登山客がよく訪れることから、「これまでも北岳など山の状況を聞かれることが多く、常に情報をチェックしていた」(天城仁志オーナー)という。

 同署は「登山客には登る前に山に関する情報をしっかり把握してほしい」としている。

【写真】レジには夏山情報の冊子を置いている=南アルプス市有野

(2009年8月4日付 山梨日日新聞)

月別
年別