2008.11.28 News / その他 /

山岳遭難が大幅増 84件発生、100人に 今年の県警まとめ 富士山は11件

 山梨県内で今年発生した山岳遭難は84件(25日現在)で、昨年同期に比べて28件増えていることが27日、県警のまとめで分かった。遭難者数も38人増の100人に上っている。登山計画書が提出されていたのは10件にとどまり、県警は本格的な冬山シーズンを前に準備の徹底を呼び掛けている。

 県警地域課によると、遭難者の内訳は死者14人(前年同期比1人増)、負傷者35人(同2人増)、行方不明者3人(同2人増)、けがなし48人(同33人増)だった。

 山岳別では南アルプスが28件で最も多く、次いで秩父山系19件、富士山と御坂山系が各11件など。原因別では転落・滑落が23件、道迷い22件、疲労・発病19件、転倒12件などだった。

 また、25日現在の水難事故は13件で、前年同期比で7件の増加。遭難者数は15人で9人多かった。内訳は死者7人(同4人増)、負傷者1人(同1人増)、けがなし7人(同4人増)。

(2008年11月28日付 山梨日日新聞)

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