2021.7.04 News /

芦安山岳館企画展「星空結ぶ人と人」

7月の農鳥岳山頂からの星空を楽しめる空間=南アルプス市芦安芦倉

7月の農鳥岳山頂からの星空を楽しめる空間

 写真や星座投影などを通して、澄んだ星空を家族で体感できる企画展「星空見上げて 誰想う 星と山とプラネタリウム」(南アルプス市、山梨日日新聞社、山梨放送主催)が4日、南アルプス市芦安山岳館で始まる。開催期間中にワークショップや星空観望会も実施。コロナ禍で人と人との交流が制限される中、星空を介して人とつながる機会をつくろうと企画された。

 

半球に投影された地球の映像(左下)など展示会場=南アルプス市芦安芦倉

半球に投影された地球の映像(左下)など展示会場

 県内の写真愛好家3人による星空の写真6点や写真パネルをはじめ、半球ドームに惑星を映すプロジェクション、農鳥岳から望む夜空の360度パノラマ画像など、多彩な手法で星空を再現。星と山を見つめた山梨ゆかりの人物として、明治期の終わりに旧制甲府中(現甲府一高)で英語教師を務めた天文家・野尻抱影と、童話作家・宮沢賢治と親交の深い韮崎市出身の保阪嘉内を紹介するコーナーもある。

 

太陽や天体望遠鏡について解説するパネル=南アルプス市芦安芦倉

太陽や天体望遠鏡について解説するパネル

 企画展を監修するのは、病気や障害がある人にプラネタリウムで星空を届ける活動などを行う一般社団法人「星つむぎの村」(北杜市)。人をつなげる星空の奥深さを発信する高橋真理子共同代表の言葉も紹介している。

 会期は来年3月8日まで。入館料は大人(中学生以上)500円、小学生250円。午前9時~午後5時。水曜休館。

関連イベント
◇「ボックスプラネタリウム」の手作りワークショップ
 ▽7月25日(1)午前10時~(2)午前10時45分~(3)午前11時半~(4)午後1時半~(5)午後2時15分~(6)午後3時~。各回定員16人。材料費1個300円。申込期間は22日まで。参加申し込み、問い合わせは山岳館、電話055(288)2125。

→企画展の詳細はこちらから

(山梨日日新聞 2021年7月4日掲載)

月別
年別