2008.1.07 News / 登山 / 山域 /

南ア入山者5万8053人、前年下回る 2007年マイカー規制期間中のまとめ 土砂崩落響き減少

 県がまとめた2007年の南アルプスのマイカー規制期間中の入山者は58053人で、前年を3033人(5・0%)下回った。利用が多い南アルプス林道で期間中に土砂崩落などによる通行止めが多かったことが要因とみられる。

 県観光資源課によると、南アルプスのマイカー規制は、南アルプス林道が南アルプス市芦安-広河原間の24キロ、県道南アルプス公園線が早川町奈良田-広河原間の18キロ。昨年は6月30日-11月4日までの128日間、一般車両の乗り入れを禁止した。

 ルート別入山者は、林道ルートが前年より7293人(12・2%)少ない52660人。県道ルートは前年の1133人から5393人に急増した。

 林道ルートの内訳は路線バスが33714人、一般タクシーが9750人、乗合タクシーが9196人。県道ルートは路線バスが5306人、一般タクシーが87人だった。

 雨量規制や土砂崩落による通行規制の日数は、林道ルートが前年の8日間から19日間に拡大した一方、県道ルートは106日間から23日間に激減した。同課は「利用が多い南アルプス林道側で通行規制が多かったため全体の入山者が減少した」としている。

(2008年1月6日付 山梨日日新聞)

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