温暖化影響調査を 日本山岳会委員会が集会
17日の全体集会などには、全国各地の支部などから約200人が出席し、各支部の代表がそれぞれの活動を報告した。北海道支部は大千軒岳の高山植物保護活動の様子を紹介したほか、関西支部は大台ケ原の入山規制の現状などを説明した。
また、「日本山岳会会員として考える山の環境とマナー」と題して、参加者がテーマ討議。出席者からは「地球温暖化のため、シカの行動が冬場でも活発になっていて、高山植物の食害が深刻になっている」などの指摘が出た。さらに、「全国の山のシカ被害の状況を調査し、行政や民間ツアー会社などに情報を発信してはどうか」との提案が出され、今後、積極的に取り組むことを確認した。
18日は、同町内の竜ケ岳などを登り「フィールドスタディ」を行った。
【写真】各県支部の代表が活動報告などを行った自然保護全国集会=富士河口湖町西湖
(2007年11月22日付 山梨日日新聞)