国立公園、雄大な自然活写
28日までレンジャー作品展
関東地域の国立公園などで活動する環境省のアクティブ・レンジャー(自然保護官補佐)が撮影した写真の作品展「環境省 アクティブ・レンジャー写真展~国立公園・野生生物の姿」(環境省関東地方環境事務所主催)が28日まで、南アルプス市芦安芦倉の芦安山岳館で開かれている。各地の雄大な自然や愛らしい動物の姿など多彩な作品が並ぶ。
関東地方環境事務所管内の国立公園や国指定鳥獣保護区のアクティブ・レンジャー21人が撮影した写真を30点展示している。小笠原国立公園の海に沈む夕日や、尾瀬国立公園のミズバショウ、富士箱根伊豆国立公園の白糸の滝などを写した作品が並ぶ。
同市芦安芦倉の南アルプス自然保護官事務所に所属する本堂舞華さんは、4点を出展。昨年北岳で撮影したカメラに目を向けて首をかしげた母親のライチョウを映した「ハイ、チーズ!!」や、北岳で撮影した秋の花「キオン」が広がる風景「秋晴れのある日」などがある。
施設の無料エリアで観覧できる。本堂さんは「管内には富士山などの山や海もあり、豊かな自然が広がっている。新型コロナウイルスの影響で、見に行ってほしいとは簡単には言えないが、写真を見て興味を持ってもらい国立公園について知ってほしい」と話している。
(山梨日日新聞 2020年9月9日掲載)