2020.7.22
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登山でも感染予防を
北杜親善大使ら啓発ポスター作製
北杜市ふるさと親善大使を務める登山家の花谷泰広さんらでつくるグループが、登山時の新型コロナウイルス感染予防策を示したポスターを作製した。県内外の山小屋や登山道で啓発に使う。
作製したのは、花谷さんと国際山岳ガイドの近藤謙司さんや山岳ライター、医者ら9人でつくる「team KOI」。全国的に登山の自粛ムードが広まる中、適切な登山の在り方を考えようと今年4月に結成し、ウェブ上で情報発信に取り組んでいる。
ポスターは「準備編」と「山登り編」の2種類で、感染予防の留意点をまとめた。山を登る2週間前からの体調管理や、体力、技術に余裕を持った計画作り、飲食や所持品の貸し借りを避けるといったメッセージを、イラストとともに載せている。
作製費用は国内外のアウトドアメーカーなどからの協賛金を充てた。A1とA3サイズを1セットとして600セット印刷。今後、全国の山小屋や登山道、アウトドア用品店などに掲示する。
花谷さんは「登山するに当たり新型コロナウイルスとどのように付き合っていくのかが大事になる。山に関わる人全員が注意を払うことで山登りを続けていきたい」と話している。
(山梨日日新聞 2020年7月22日掲載)