2020.5.30
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登山再開へ5ルール、県呼び掛け
マスクを携行/登山日に検温
新型コロナウイルス感染予防のため5月31日までの登山自粛を求めている山梨県は、6月1日以降の登山時に守るべき五つのルールを定めた。登山者には、混雑の回避やマスクなど感染予防グッズの携行を求める。
県観光資源課によると、県は緊急事態措置に伴い、県内の登山道や遊歩道の利用自粛を要請し、5月末まで継続して協力を求めていた。6月1日以降の入山時、五つのルールを守るよう求める。
ルールは(1)体調に不安がある場合は入山しない(2)山小屋・テント場の営業確認、事前予約の徹底(3)難易度を落とした山選び(4)混雑を避けた登山計画(5)感染予防グッズの携行やごみの持ち帰り-の5項目。登山日の検温や少人数での入山、宿泊や休憩場所でのマスク着用、密閉ごみ袋を持ち歩くことを求めている。
山岳県である山梨、長野、岐阜、富山の中部4県で登山者に注意喚起することを申し合わせ、各県でルールを設ける。山梨県は県内外の登山団体や専門店、ウェブサイトなどを通じてルール順守を呼び掛ける。
5月25日まで緊急事態宣言の特定警戒都道府県だった東京、埼玉、千葉、神奈川、北海道の5都道県の在住者に対しては、6月18日まで登山のための来県はしないよう要請している。
(山梨日日新聞 2020年5月30日掲載)