2020.5.13
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遭難防止の看板設置、県警計画
山梨百名山道迷い対策
県警は山岳遭難防止のため、登山道に注意看板やロープなどを設置するほか、過去の遭難発生場所の情報を発信する。登山道の整備は山梨百名山に選ばれている山岳を中心に2カ年計画で行う。
県警地域課によると、県内では昨年、山岳遭難事故が165件発生し、遭難者数は185人だった。いずれも統計が残る1965年以降、最多だった。
道迷いをきっかけに転倒や滑落などの山岳遭難につながる事例が多いことから、県警は道迷いが発生しやすい場所にはロープやテープ、注意喚起看板の設置などを行う。
また新たに登山情報サイト「ヤマレコ」の運営会社に遭難発生箇所の情報を提供し、夏山シーズン前までにサイト内の地形図に表示してもらう。動画投稿サイト「ユーチューブ」の県警公式チャンネルでも注意喚起を進める。
(山梨日日新聞 2020年5月13日掲載)