通行可能な期間、7月に開始延期
南アルプス2路線
南アルプス山岳交通適正化協議会(会長・金丸一元南アルプス市長)は南アルプス・広河原に通じる県道と林道について、路線バスやタクシーが通行可能となる期間開始を当初より1カ月遅らせ、7月23日~11月3日までの104日間とすることを決めた。
新型コロナウイルス感染拡大で、南アルプス市が北岳山荘など市営山小屋5施設の営業開始を7月23日に遅らせたことを受けた対応。県も登山の自粛を呼び掛けていることや地元住民の要望などもあり、路線バスなどが通行できる期間の開始も遅らせた。
県観光資源課によると、通行可能となるのは林道南アルプス線(夜叉神~広河原、14キロ)と、県道南アルプス公園線(早川町奈良田~広河原、18キロ)の2ルート。マイカーは年間を通じて原則通行できない。現在は冬季閉鎖で、全面通行止めとなっている。
(山梨日日新聞 2020年5月9日掲載)