北杜、エコパーク5年で冊子
2019.9.13
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南アルプスの成り立ち紹介
北杜市南アルプスユネスコエコパーク地域連絡会は、南アルプスの成り立ちや、エコパーク(生物圏保存地域)の仕組みなどを紹介する冊子「わたしたちと南アルプスユネスコエコパーク-北杜市編-」を作った。市内の小中学生などに配布し、身近な自然環境や動植物の生態などについて理解を深めてもらう。
エコパーク登録5年に合わせ、地域の魅力を再確認してもらおうと作成。同会文化教育部会(溝口克己部会長)のメンバーが中心となって解説文を執筆した。1ページごとに写真や地図を1~4枚ほど使用し、「子どもたちが読みやすいように工夫をした」(溝口部会長)という。
冊子は、南アルプスが重なったプレート上にあり、隆起を続けていることや、甲斐駒ケ岳が花こう岩からできていることなどを説明。エコパーク内に生息するニホンライチョウやヤマネのほか、高山帯や尾白川渓谷沿いの植物なども紹介している。市内に伝わる民話や動植物に関する雑学なども掲載した。
冊子はA4判フルカラー66ページで、4千部を印刷。授業や家庭学習での活用などを想定し、武川、白州両町の小中学生に配布した。市内の図書館などでも閲覧できる。
(山梨日日新聞 2019年9月13日掲載)