2019.6.23 News /

山岳指導所を開設、遭難防止呼び掛け

登山者に遭難防止を呼び掛けた山岳指導所=南アルプス市芦安芦倉の広河原

登山者に遭難防止を呼び掛けた山岳指導所=南アルプス市芦安芦倉の広河原

 南アルプス署などは22日、南アルプス開山祭に合わせ、南アルプス市芦安芦倉の広河原で、北岳などへ向かう登山者に安全を呼び掛ける山岳指導所を開設した。

 同署と山岳遭難救助「大久保基金の会」、市山岳遭難救助協力隊から計22人が参加。登山者に遭難防止を呼び掛けるティッシュを配りながら、昨年の発生状況を示した地図を見せて注意を促した。

 また登山計画書を提出したかを確認し、未提出の登山者にはその場で記入するように指導した。

 同署によると、管内で昨年発生した山岳遭難は25件(遭難者27人)で、このうち夏山シーズンが16件(同17人)。下りに疲労して、転んだり道に迷ったりするケースが多いという。同署は「十分な健康状態と装備で登山に臨んでほしい」と呼び掛けている。

 (山梨日日新聞 2019年6月23日掲載)

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