2006.7.16
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南アルプスの魅力絵画に 広河原で作品展 北杜の主婦曽我さん
10年以上にわたり、南アルプスの山々を描き続けている北杜市長坂町の主婦曽我志緒美さん(34)の作品展「南アルプス展」が、南アルプスの登山口・アルペンプラザ広河原で開かれている。北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳-。出品作は、いずれも現地に足を運んで描きためたもの。初めての作品展が南アルプスに最も近い場所で実現した。
曽我さんは埼玉出身。学生時代に初めて北岳を訪れ、「スケールの大きさに感動した」。それまでも好きな登山を通じて各地の山を見てきたが、すっかり南アルプスの魅力にとりつかれた。
「感動を描きとめたい」とオイルパステルで南アルプスをスケッチするようになり、1997年から4年間は「シーズンを通して描きたい」と北岳山荘で働いた。結婚を機に「好きな南アルプスの近くに」と夫婦で北杜市に移り住んだ。独学で油彩も始め、今も南アルプスを描き続けている。
展示会場には油彩、オイルパステルの計20点が並ぶ。どれも現地で山々を眼前にしながら描くことを大切にしてきた。「一歩一歩登ることで山と一体になり、初めて描ける気がするから」
「山を表現することで自分自身も表現してきた」とも。山々を抽象的に描いた作品には、頻繁に赤色が使われていて、特徴の一つになっている。自身の山への強い思いが無意識のうちに赤色として表現されているという。
作品展を一つの目標に描いてきた。「同じように山が好きな人たちが集まる広河原。作品にも共感してもらえるのではないか」と話す。作品展は、南アルプスが閉山される10月30日まで。
【写真】南アルプスを描き続ける曽我志緒美さん。初めての作品展を開いている=南アルプス・アルペンプラザ広河原
(2006年7月12日付 山梨日日新聞)
曽我さんは埼玉出身。学生時代に初めて北岳を訪れ、「スケールの大きさに感動した」。それまでも好きな登山を通じて各地の山を見てきたが、すっかり南アルプスの魅力にとりつかれた。
「感動を描きとめたい」とオイルパステルで南アルプスをスケッチするようになり、1997年から4年間は「シーズンを通して描きたい」と北岳山荘で働いた。結婚を機に「好きな南アルプスの近くに」と夫婦で北杜市に移り住んだ。独学で油彩も始め、今も南アルプスを描き続けている。
展示会場には油彩、オイルパステルの計20点が並ぶ。どれも現地で山々を眼前にしながら描くことを大切にしてきた。「一歩一歩登ることで山と一体になり、初めて描ける気がするから」
「山を表現することで自分自身も表現してきた」とも。山々を抽象的に描いた作品には、頻繁に赤色が使われていて、特徴の一つになっている。自身の山への強い思いが無意識のうちに赤色として表現されているという。
作品展を一つの目標に描いてきた。「同じように山が好きな人たちが集まる広河原。作品にも共感してもらえるのではないか」と話す。作品展は、南アルプスが閉山される10月30日まで。
【写真】南アルプスを描き続ける曽我志緒美さん。初めての作品展を開いている=南アルプス・アルペンプラザ広河原
(2006年7月12日付 山梨日日新聞)