高齢男性に専用サロン 南ア市社協 芦安に開設 「同性で気兼ねなく」
南アルプス市社会福祉協議会は、芦安地区に男性専用の高齢者サロンである会合グループ「さつき会」を立ち上げて、活動を始めている。これまでのグループは女性参加者が中心だったため、男性同士で気兼ねなく会話を楽しむ場所として利用してもらうのが目的。
同社協によると、旧芦安村時代から月に1回地域のお年寄りが集う「高齢者のつどい」を開いてきた。しかし、男性参加者は少数派で、「女性の会話に加わりづらいため、つどいに参加せず家に閉じこもってしまう男性が多い」との声が上がっていた。
「さつき会」は、同地区の秋山栄男さん(67)と森本哲さん(77)が発起人となり、同社協とともに地区の男性に働き掛け、5月に発足。約15人が登録し、芦安健康管理センターを拠点に定期的に集まっている。
先月28日にはカラオケ大会を開き、10人が歌やハーモニカ演奏を披露。昼食を取りながら仲間と会話を楽しんだ。今後は小中学生に戦争体験を話したり、川柳やかるたを楽しむなどの活動をする予定だ。
秋山さんは「男性の高齢者にとっての生きがいづくりは大きな課題。積極的に外に出て元気に過ごしてもらえるよう、会の活動を盛り上げていきたい」と話している。
【写真】カラオケを楽しむ「さつき会」の高齢者たち=南アルプス・芦安健康管理センター
(2005年8月15日付 山梨日日新聞社)
同社協によると、旧芦安村時代から月に1回地域のお年寄りが集う「高齢者のつどい」を開いてきた。しかし、男性参加者は少数派で、「女性の会話に加わりづらいため、つどいに参加せず家に閉じこもってしまう男性が多い」との声が上がっていた。
「さつき会」は、同地区の秋山栄男さん(67)と森本哲さん(77)が発起人となり、同社協とともに地区の男性に働き掛け、5月に発足。約15人が登録し、芦安健康管理センターを拠点に定期的に集まっている。
先月28日にはカラオケ大会を開き、10人が歌やハーモニカ演奏を披露。昼食を取りながら仲間と会話を楽しんだ。今後は小中学生に戦争体験を話したり、川柳やかるたを楽しむなどの活動をする予定だ。
秋山さんは「男性の高齢者にとっての生きがいづくりは大きな課題。積極的に外に出て元気に過ごしてもらえるよう、会の活動を盛り上げていきたい」と話している。
【写真】カラオケを楽しむ「さつき会」の高齢者たち=南アルプス・芦安健康管理センター
(2005年8月15日付 山梨日日新聞社)