山の文化、魅力知って 7月9日に博覧会
日本山岳会山梨支部(古屋学而支部長)は7月9日、甲府・山梨学院メモリアルホールで第1回山の博覧会「山を知ろう 山へ行こう」を開く。同山岳会の発足100周年を機に、登山の普及と山岳文化の振興を目的に、山の魅力を県民に知ってもらうシリーズ企画の第1弾。
山の博覧会は、年1回、1日かけて集中講座方式で登山、山の自然・文化を紹介していく。また山岳映画の上映、最新の登山用品展示、山岳図書の販売、写真展や絵画展、山の音楽会などを組み合わせ、多様な山の魅力を発信する。
第1回の7月9日は、午前10時に開場。大正12年に撮影された北アルプスと、同13年に甲府の大沢伊三郎さんらが撮影した南アルプス赤石岳の記録映画を上映。山岳映像研究家の羽田栄二さんが解説する。
午後は、エベレスト女性最高齢登頂者の渡辺玉枝さんが「山登りの楽しさ」、元文部省登山研修所長で大町山岳博物館長の柳沢昭夫さんが「登山の発展と安全技術」、山岳雑誌「岳人」編集者の永田秀樹さんが「山の魅力-シベリアとカラコルムから」と題して講演する。
会場ロビーには、最新登山用品とレスキューセットの展示、山岳図書販売コーナーを設ける。
参加無料。受講申し込みは、はがきか電話055(224)1355、FAX055(224)1496で〒400-8575 甲府市酒折2ノ4ノ5、山梨学院生涯学習センター「山の博覧会」係へ。
(2005年6月9日付 山梨日日新聞)