2004.11.04 News / 自然文化 / 交通・郵便 /

南アルプス林道、バス利用者が3万人超す マイカー規制期間中

 利用者の安全確保と環境保全を目的に初めてマイカー規制を実施した南アルプス市の南アルプス林道で、7月17日から10月31日までの規制期間中に、路線バスの利用者が3万1687人に上ったことが、バスを運行する山梨交通のまとめで分かった。

 老朽化に伴う安全対策工事が行われている同林道は7月17日、県が時間規制とマイカー規制を導入して2シーズンぶりに通行止めを解除。マイカーの登山客は芦安地区に駐車し、路線バスに乗り換えて広河原に入った。11月1日から冬期閉鎖に入っている。

 山梨交通は従来の「甲府駅-広河原」の路線に加え、マイカー駐車場がある「芦安地区-広河原」の路線を新設し、マイカー規制に対応した。まとめによると、利用者の内訳は「甲府駅-広河原」が2万310人、「芦安-広河原」が1万1377人だった。

 冬期閉鎖は例年6月中旬に解除されるが、来年の解除時期は未定。来年もマイカー規制を継続するかについては、今月開かれる「南アルプス林道通行管理協議会」の提言を踏まえて県が決める。

(2004年11月3日付 山梨日日新聞)

月別
年別