2015.7.29 News / 芦安山岳館 /

【南アルプス臨時支局】<登山日記>雄大な景色、縦走後押し

間ノ岳山頂から見た甲斐駒ケ岳(左奥)と北岳(右)

間ノ岳山頂から見た甲斐駒ケ岳(左奥)と北岳(右) 

南アルプス臨時支局として登山するのは昨年に続き2回目。体力的に厳しい登山だったが、周囲に広がる雄大な山々を眺めながらの登山は疲れよりも充実感が残った。

昨年、天候不良と体力不足で間ノ岳の縦走を断念したこともあり、“今年こそ”との思いを強く持って広河原を出発した。1日目、順調に宿泊先の山小屋「北岳山荘」に到着。翌日、初めて間ノ岳山頂を目指した。午前6時すぎ、山小屋を出ると青空が広がり「これは山頂できれいな景色が見えるはず」と期待が膨らんだ。

体力に不安はあったが、右手に仙丈ケ岳、左手に富士山、振り返ると北岳と甲斐駒ケ岳という雄大な景色にも助けられ、思っていたよりも軽やかに歩みを進めることができた。

1時間半ほどでたどり着いた山頂は既に多くの登山者が景色を楽しんでいた。山梨、静岡、長野にある南アルプスの山々が見られ、360度に広がる絶景に思わず疲れも忘れた。今回の登山では取材でよく耳にする南アルプスの魅力「豊かな自然」を存分に味わうことができた。

これで富士山、北岳、間ノ岳と日本で1~3番目に高い山を登頂。このことはちょっとした自慢にしたい。

2015年7月29日付 山梨日日新聞掲載

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