【参考タイム】 | |||||||||
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一軒宿の右手、または駐車場の裏手から登山道に入る。広葉樹の中をジグザグに登り、尾根に出たら左へ。見通しの利くガレ場を過ぎ、小さなピークを越えて、下ると西ノ平に出る。右から石空川からの登山道が合流する。 (御座石鉱泉から約1時間。下り約40分) ここから急な登りが始まる。樹林帯をひたすら登り、燕頭山や富士山が見えるガレ場に出て旭岳へ。ここには猿田彦大社の小さな祠が安置されている。小さなガレ場を過ぎ、クマザサとコメツガの中を登り切ると燕頭山に着く。 (西ノ平から約2時間半。下り約1時間半) クマザサの広い尾根から狭い尾根に変わり、牛首のガレ場はワイヤーにすがって通過する。シラベなどの右斜面を進み、尾根を越えて左斜面に出る。この間、甲斐駒ケ岳、続いて地蔵ケ岳が見える場所がある。樹林が切れて間もなく鳳凰小屋に着く。 (燕頭山から約2時間。下り約1時間20分) 水場の横から沢を渡り、尾根道へ。急な樹林帯を抜けると真っ白な斜面に出る。風化した花こう岩の砂だ。地蔵の岩塔を見ながら急な登りを終えると賽ノ河原。数多くのお地蔵さんが迎えてくれる。甲斐駒ケ岳も荒々しい姿で迫ってくる。 (鳳凰小屋から約1時間20分。下り約50分)
地蔵ケ岳の岩塔は高さ26メートル。甲府からもよく見え地蔵仏、大とんがり、オベリスク、ウエストンピークなどと呼ばれている。大きな岩が積み重なった中から巨大な2枚の花こう岩が伸び上がっている。途中までは行けるが、最後の部分は岩登りの世界。1904(明治37)年7月、イギリスの宣教師ウォルター・ウエストンが初めて頂上に立った。賽ノ河原から赤抜ノ頭までは15分ほどの登りとなる。(観音岳、薬師岳へは夜叉神コース、高嶺へは広河原―白鳳峠コース参照) |
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※注意 紹介した登山コースは、あくまで参考です。コースタイムは人によって違いますし、登山道も変化があります。登山前にガイドブックや登山記録を調べ、自分の判断で登山計画をたてて下さい。遭難した場合、捜索が速やかにできるよう登山計画書を登山口で提出して下さい。各登山口にボックスがあります。山小屋でも受け付けます。この南アルプスNETから山梨県警察本部のホームページにリンクすれば、インターネットでも登山届を出すことができます。個人の責任でしっかりとした計画をたて、安全で楽しい登山ができるようお祈りします。 |