更新日:2012年02月02日
川魚薫製を特産品に
芦安「白雲荘」営む伊東さん
清流の里アピールへ試作

 南アルプス市芦安芦倉で温泉旅館「白雲荘」を営む伊東隆雅さん(59)は、芦安地区の特産品を開発しようと、イワナやヤマメといった川魚の薫製の商品化に取り組んでいる。将来的には芦安地区のほかの旅館とも協力して、販売することを目指している。

 芦安地区には特産品と呼べる商品がないことから、「芦安地区を知ってもらうきっかけにしよう」(伊東さん)と考え、芦安の清流のイメージに合う川魚を使った薫製作りを昨年8月に始めた。イワナやヤマメは地元を流れる川では希少であるため、県外の養殖業者から仕入れたものを使って、試作品を作ってきた。

 仕事の合間をぬって試作。魚のはらわたなどを取り除き、塩や香草などを使ったオリジナルの調味料に漬け込んで日陰干しし、最終的にいぶして完成するまで3日ほどかかるという。

 ほかの旅館の協力を得るために試作品を用意。同地区で旅館「なとり屋」を営む名取よし子さん(59)は、「とてもおいしかった。できる限り協力していきたい」と話すなど、評判は上々だ。

 今春までに完成品を作り、販売を始めることを目指している。伊東さんは「薫製を特産品にすることで、地域全体を盛り上げていきたい」と話している。

 【写真】イワナやヤマメの薫製の商品化に取り組んでいる伊東隆雅さん=南アルプス市芦安芦倉

 (2012年2月2日付 山梨日日新聞)