更新日:2004年07月05日
先人の功績に誓い新た
ハイキングクラブ甲府ワンドラー
70周年祝い式典

 ハイキングクラブの甲府ワンドラー(横田勉理事長)は4日、南アルプス市の「南アルプス芦安山岳館」で創立70周年記念式を行った。

 会員約70人が出席。横田理事長が「先人たちの功績を汚さぬよう、これからも安全に心掛け、大いに山歩きをしよう」とあいさつ。来賓の山岳会「白鳳会」顧問の山寺仁太郎さん、日本山岳会員の近藤信行さん、県山岳連盟名誉会長の高室陽二郎さん、同山岳館長の塩沢久仙さんが祝辞を述べた。

 続けて行われた記念講演で、山寺さんが「山よもやま話」と題し、民俗学者の柳田国男が1909(明治42)年発行の日本山岳会の機関誌「山岳」の中で旧芦安村のことを書き記していることや、洋画家の土屋義郎(三珠町出身)が描いた鳳凰三山は、山並みが重なっていて韮崎から見る風景と異なることなど、山にまつわる多彩な話をユーモアを交えて講演。芦安については「明治期までは鳳凰三山へのベースだったが、明治末期の近代山岳思想の登場で北岳へ目が向き始めた」と話した。

 甲府ワンドラーは1934年、当時の野口二郎山梨日日新聞社社長が中心となって発足。月1回のペースで登山、ハイキングを行う例会は、6月末までに855回を数えている。

【写真】山寺仁太郎さんの講演を行った甲府ワンドラー創立70周年記念式=南アルプス芦安山岳館

(2004年7月5日付 山梨日日新聞)