更新日:2009年12月24日
看板で安全登山呼び掛け 南ア署と芦安中
「帰ってこうし」 「けがしちょし」
夜叉神の森に設置へ

 冬山登山者の遭難が相次ぐ中、南アルプス署と芦安中は、山岳遭難防止を呼び掛ける看板を作る。今夏、生徒が仙丈ケ岳(標高3033メートル)に登山した時に撮影した写真を伸ばし、「無事に帰(けえ)ってこうし!」「けがしちょし!」などの呼び掛けを加えてデザイン。25日に南アルプス市芦安芦倉の夜叉神の森駐車場に設置し、26日同所で行う冬山遭難事故防止指導に生かす。

 看板は横85センチ、縦60センチが2種類、横60センチ、縦85センチが1種類。同校が約20年前から毎年続けている南アルプス登山を生かし、今年7月に撮影した写真から学年ごとにデザインする。実際に登山した子どもたちが訴え掛けることで、登山者への関心を高める狙いがある。「帰りを待っている」「ただいまであふれる家族の笑顔」などのキャッチコピーを入れ、悪天候や不十分な装備での強行登山を思いとどまる効果を期待している。

 3年生の看板は25日に設置。1、2年生の看板は来年のゴールデンウイーク前に設置する予定。

 同署によると、年末年始の連休に入ると、南アルプスの登山者は増加するという。同署は「登山者には、登山者の安全が南アルプスのふもとの子どもたちの願いだと認識して無理をしないでほしい」と話している。

【写真】3年生の写真を採用したデザイン

(2009年12月24日付 山梨日日新聞)