更新日:2018年04月04日
県警山岳警備隊が発足
登山の安全確保誓う

 相次ぐ山岳遭難を受け、山梨県警は地域課内に山岳警備安全対策隊を新設。3日、甲府・県警本部で発足式が行われた。

 遭難者の救助に携わってきた隊員5人で構成。隊員の1人は富山県警の山岳警備隊に1年間出向し、救助技術を学んだ。山梨県警によると、山岳遭難の対応に特化した部署は長野、富山両県警に次いで全国で3例目。

 式では、同隊を代表して、志村一隊長が「初代スタッフとして誇りと使命感を感じる。安全と安心を提供できるように職務に取り組む」と決意。青山彩子本部長は「登山者の安全確保が県警にとって大きな課題。発足の意義を肝に銘じて救助技術に磨きをかけてほしい」と訓示した。

 地域課によると、昨年1年間、県内で発生した山岳遭難は161件、遭難者は180人で統計開始以降ともに最多だった。入山者は増加傾向にあり、専門部署の立ち上げで対策を強化する。

 今後、岩場や冬山などで定期的に訓練を行い、高度な救助技術の取得に励む。志村隊長は取材に「さまざまな遭難に備えた訓練を取り入れていく。登山者の命を懸命に守っていきたい」と話した。

 (2018年4月4日付 山梨日日新聞)