更新日:2008年07月24日
標高4300メートルにベースキャンプ設営
山梨県山岳連盟のムスターグ・アタ登山隊

 県山岳連盟の中国ムスターグ・アタ登山隊(三枝昌彦隊長)は21日夜、標高約4,300メートル地点にベースキャンプ(BC)を設営した。天候をみながら、第2拠点のキャンプ1(C1、約5,300メートル)に向け前進する。

 登山隊は当初、21日午前にふもとの町「スバシ」を出発しBCに向かう予定だったが、北京五輪を控えて現地の入山規制が厳格化。新たな許可証の取得に時間がかかり、スバシ出発が午後5時すぎ、BC到着は午後10時近くにずれ込み、周囲が薄暗い中で食堂用、居住用など計11張りのテントを設営した。周辺にはヨーロッパなど海外の登山隊のテントも約50張り設営されている。

 一行は設営を終えると簡単なBC開きを行った。同日、66歳の誕生日を迎えた三枝隊長は食事を取りながら、「みんなと一緒にここまで来ることができて良かった。ぜひ登山も成功させたい」などと隊員たちを鼓舞した。

 現地の住民が「氷の山の父」と称するように、22日未明から山域は雪が降り、BC周辺は約20センチ積もった。設営したばかりのテントが雪の重みで倒れるアクシデントもあったが、けが人はなかった。

 登山隊は同日からC1に向けて高度順応の訓練を開始。近く食料などの荷物をロバで運び上げ、拠点をC1まで進める予定。

【写真】標高約4,300メートル地点に設営した県山岳連盟登山隊のベースキャンプ=中国・新疆ウイグル自治区

(2008年7月24日付 山梨日日新聞)