更新日:2008年07月17日
南アのシカ食害対策を国に要望
3県の世界自然遺産登録推進協議会
 山梨、静岡、長野の関係10市町村でつくる南アルプス世界自然遺産登録推進協議会(会長・小嶋善吉静岡市長)は16日、南アルプスの自然環境保全に向け、環境省と林野庁に南アルプスのニホンジカによる高山植物の被害対策などを要望した。

 小嶋会長のほか、南アルプス市の今沢忠文市長、長野県伊那市の小坂樫男市長の同協議会両副会長が訪問。同省の小林光官房長らに食害対策や国立公園の公園区域と公園計画の見直し、自然保護官事務所の設置と専任自然保護官の配置などを要望した。

 出席者によると、要望に対して小林官房長は、食害対策については「防鹿柵の設置を今後検討する」としたほか、国立公園の公園区域と公園計画についてもほかの国立公園と合わせて総点検をする考えを示した。

 一方、同日は、科学的に貴重で特色のある地質遺産を複数含んだ1種の自然公園のジオパーク登録に向け、同協議会内に設置したジオパーク推進部会の担当者が、日本ジオパーク連絡協議会にジオパーク登録に向けた情報の共有について要望した。

(2008年7月17日付 山梨日日新聞)