更新日:2017年09月01日
東大生 芦安を密着調査
南アルプス登山/郷土料理試食/学校見学
地域の活性化策提言へ

 南アルプス市芦安地区で、東京大3年の学生(20)=長崎市出身=が、大学のプログラムの一環で地域の現状を学んでいる。市の協力を得て、住民から地元の伝統食について聞いたり、南アルプスを登山したりした。1日まで滞在予定で、本年度末までに地域の活性化策を提言するという。

 市などによると、東大が全国で展開する「フィールドスタディ型政策協働プログラム」で来県。東大が県を通じて受け入れを要請し、地域に密着した活動がしやすい場所に学生が入ることになった。県内では芦安地区と、笛吹市芦川地区、甲州市大和地区が対象となった。

 学生は「自然が好きで、さまざまな体験を通じて成長できる」と考えてプログラムに参加することにし、8月22日から南アルプス市内の民宿に宿泊。大豆を材料にした芦安地区の郷土料理「しょうゆの実」を試食した。南アルプスの登山情報について専門家から説明を受け、登山もした。

 29日は芦安小を訪れ、学校内を見学。名取昭彦校長から小学校の取り組みやサル、シカの出没状況を聞いた。

 市の芦安窓口サービスセンターの担当者は「学生の若くて柔らかい頭で考え、実現までのプロセスも踏まえた夢のある案を挙げてもらいたい」と期待。学生は現地実習後、大学で専門知識を持った教員の助言を受けたり、資料を活用したりして、本年度末までに市側に政策を提案する予定で「地域が活性化するアイデアを出したい」と話している。

 【写真】小学校の取り組みについて説明を受ける二宮哲郎さん(手前)=南アルプス・芦安小

 (山梨日日新聞 2017年9月1日付)