更新日:2017年07月29日
山岳遭難最多54件 県内上半期
死者は3人増
 山梨県警が28日発表した今年上半期(1〜6月)の山岳遭難の発生状況によると、発生件数は昨年同期と比べて6件増の54件、遭難者数は同4人増の58人で、いずれも統計を取り始めた1965年以降で最多だった昨年同期を上回った。死者数は同3人増の12人。

 県警によると、発生件数と遭難者数は過去最多だった2016年を上回るペース。遭難者のうち県外在住者は53人で91.4%を占めた。居住地を都道府県別にみると、神奈川が16人で最多となり、東京が11人、埼玉が7人、山梨は5人だった。

 山系別にみると、南アルプス山系が最多で24件、大菩薩・道志山系が13件、八ケ岳・秩父山系が9件、富士・御坂山系が8件と続いた。年代別では40代以上の中高年層が42人で72.4%を占めた。原因は滑落が19件と最も多く、次いで道迷いが13件、転倒が10件など。

 県警地域課によると、県警は登山口などだけでなく、遭難者の多い首都圏でも啓発活動を進めている。

 県警の鶴田孝一生活安全部長は「県警のツイッターや(動画投稿サイト)ユーチューブでも安全登山を呼び掛けている。効果の上がる情報発信で安全確保に努めたい」と話した。

 (山梨日日新聞 2017年7月29日付)