更新日:2017年07月26日
ピーマン、オクラ…食害に強い野菜は?

 南アルプス市の地域おこし協力隊の3人が、同市芦安地域で、シカなどの食害を受けにくい作物を見つける取り組みをしている。ピーマンやオクラなど6種類を試験的に栽培し、被害や生育の状況を確認。結果は、地域住民らに伝え、耕作に役立ててもらう。メンバーは「農作業は生活の活力になる。『これなら収穫できる』という作物を見つけたい」と話している。

 協力隊は青山智彦さんと中島紫穂さん、鈴木一江さんの3人。今年5月に市から委嘱を受け、市の芦安窓口サービスセンターを拠点に地域の活性化に取り組んでいる。

 【写真】収穫したピーマンを手にする地域おこし協力隊の中島紫穂さん=いずれも南アルプス市芦安地域

 育てている作物は、地域で多く見られるシカやサルが好まないとされるピーマン、オクラ、ショウガ、サトイモ、エゴマ、ワラビの6種類。5月中旬から6月中旬にかけて、芦安安通の山の北側斜面に接する約1300平方メートルの畑に種をまいたり、苗を植えたりした。

 県中北農務事務所の担当者の指導を受けながら栽培管理をしていて、定期的に観察し、被害状況を記録している。ピーマンは食害がなく6月下旬から収穫できたが、収穫前のオクラは葉がシカに食べられたような跡を確認した。

 協力隊のメンバーは「収穫直前に畑を動物に荒らされ、農作業をやめてしまった人もいる。この地域で育てられる作物を見つけて紹介し、再開するきっかけを提供したい」と話している。

 【写真】地域おこし協力隊が野菜を栽培する畑=南アルプス市芦安地域

 (山梨日日新聞 2017年7月26日付)