更新日:2017年07月25日
築30年超、広河原山荘建て替えへ計画
 南アルプス市は、同市芦安芦倉の市広河原山荘の移転を計画している。築30年以上が経過し、老朽化が進んでいるため。現在の野呂川右岸から、緊急車両の乗り入れのしやすさなどを考慮して林道の通る左岸側への新築を目指している。

 市観光商工課によると、山荘は南アルプス北部の登山拠点・広河原に位置し、1985年7月に完成した。鉄骨造り3階建てで、延べ床面積は445平方メートル。現在、NPO法人芦安ファンクラブが管理をし、宿泊や休憩の受け入れ、食事提供をしている。

 市は室内外のカビの発生や施設の老朽化により、改修ではなく建て替えが必要と判断。2013年に市議や山岳有識者ら6人でつくる「広河原山荘活用検討委員会」を立ち上げて16年まで10回以上にわたって協議。委員会は同年末に「新築移転が望ましい」とする答申を金丸一元市長にしている。

 答申では移転場所について、車両の乗り入れのしやすさや北岳方面の眺望などを踏まえて、野呂川広河原インフォメーションセンターのある左岸側が適当としている。建物にはレクチャールームを設け、自然・森林環境教育の推進を図る施設とする。

 市は現在、建設地や施設概要をまとめていて、県などと協議を進めている。同課の担当者は「安全性や管理・運営のしやすさ、利用者の利便性を考慮して移転事業を進めたい」と話している。

 (山梨日日新聞 2017年7月24日付)