更新日:2018年08月18日
「幻の滝」歩道を再整備
芦安ファンクラブ観光資源化へ
秋から利用可能に

 NPO法人「芦安ファンクラブ」(清水准一会長)は、南アルプス市芦安地区の「瀬戸千段の滝」に続く遊歩道の再整備を進めている。遊歩道は旧芦安村時代に完成したが、荒廃が進んだ結果、たどり着きにくい“幻の滝”となっていた。完成後はツアーなどを通して芦安地区の観光資源として活用する。

 同法人によると、滝は落差100メートルほどで御勅使川に架かる瀬戸大橋付近から山中を20分ほど進んだ場所にある。約20年前、旧芦安村時代に遊歩道が整備されたという。

 手入れがされなかったことから、土砂で道幅が狭くなり階段状になった部分や手すりに利用されている木材は老朽化。近年は利用されることもほとんどなく、近隣住民にも忘れられた存在となっていた。

 再整備は、同法人メンバーで芦安地区を拠点にしている地域おこし協力隊の中島紫穂さんが提案。芦安地区で観光客が楽しめる場を増やそうと、日本たばこ産業(JT)の助成金を活用して再整備を進めることにした。

 12日には1回目の活動を行い、ボランティアと同法人メンバー13人が参加。くわを使って道幅を広げる作業を行った。階段を整備するなどして、10月末ごろ完成させる予定。中島さんは「冬には滝が凍るので氷瀑ツアーもできる。観光客に芦安地区の魅力を届けたい」と話している。

 【写真】遊歩道の先にある瀬戸千段の滝=南アルプス市芦安安通

 (山梨日日新聞 2018年8月18日付)