更新日:2018年07月18日
「登山者教育が重要」
遭難対策で県山岳連盟シンポ

 県山岳連盟(秋山教之会長)の創立70周年記念事業実行委員会は、甲府・県立文学館で、山岳遭難対策シンポジウムを開いた。遭難対策の専門家らが登山者教育の重要性を訴えた=写真。

 日本山岳サーチ・アンド・レスキュー研究機構(神戸市)の会長で、関西大の青山千彰名誉教授が基調講演した。調査結果の分析に基づき、遭難事故の大半が晴天時の中低山域で起きていると指摘。「ヒューマンエラーによる事故を防ぐために道標を整備し、危険箇所を見抜くベテランのノウハウを伝えていくことが重要だ」と話した。

 パネルディスカッションでは、青山名誉教授のほか、日本山岳・スポーツクライミング協会(東京)の尾形好雄専務理事、国立登山研修所専門調査委員長で名古屋工業大の北村憲彦教授、長野県の白鳥孝伊那市長らが登壇した。指導者を含めた登山者の教育、数値目標を設定して遭難事故を減らす取り組みについて意見交換した。

 シンポジウムは増加傾向にある遭難事故の防止策を考えるために企画され、山岳関係者ら約160人が来場した。

 (山梨日日新聞 2018年7月18日付)