更新日:2018年01月25日
南ア住民がアマゴ復活めざす
イワナでふ化試験

 地元の御勅使川にアマゴを復活させることを目指している南アルプス市芦安地区の住民有志は24日、地区内でイワナの卵のふ化試験を始めた。沢の水を利用して川魚のふ化が可能かどうか確認し、今後、アマゴのふ化につなげる。

 同市芦安芦倉の温泉旅館「白雲荘」で行った作業には住民や市職員ら計6人が参加した。アマゴの卵はこの時季は入手できないため、代わりに市外の養殖業者からイワナの卵を購入。直径約5ミリの卵413個を、沢の水を引き入れている木箱に手でゆっくりと入れた。

 卵は置いておくと、約2週間でふ化が始まるといい、稚魚は地元の山梨中央漁協と連携して放流を検討するという。

 白雲荘店主の伊東隆雅さん(65)は「卵を一つ一つ数えて命を感じた。毎日愛情を持って観察していきたい」と話していた。

 住民有志は、過疎の地区を活性化しようとアマゴのふ化や放流に向けて取り組んでいる。今回の結果を踏まえて、年末にアマゴのふ化・放流をしたい考え。

 【写真】沢の水が入る木箱に卵を入れる住民=南アルプス市芦安芦倉

 (2018年1月25日付 山梨日日新聞)