更新日:2017年12月18日
山梨の山、専門家が研究発表
甲府でシンポ 多様さ語る
 山梨大などは17日、甲府・県立図書館で、山梨県の山岳環境について理解を深める公開シンポジウム「越えられない山はなし〜山梨の山岳地域の現状と課題〜」を開いた。山岳関係の専門家4人が、研究内容や山岳地域の魅力について語った。

 山梨県立大の輿水達司特任教授は、南アルプスが形成される過程を地質学の観点から解説し、「ライチョウや希少な高山植物など多様な自然が残る地域」と語った。

 写真家の小岩井大輔さんは、自身が撮影した四季折々の富士山の写真を紹介。「富士山は撮影するたびに全く違った表情を見せてくれる」と話し、登山家の横山勝丘さんは北杜市の瑞牆山を例に挙げ、「標高は高くないが、選べる登山ルートは多い。自分に合った登山を楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 県森林総合研究所の長池卓男主幹研究員は、ニホンジカの個体数が増加傾向にある現状を説明した。

 公開シンポジウムは、2018年度から山梨大大学院生命環境学専攻で開講される「山岳科学特別教育プログラム」の一環。山岳科学分野を学んでいる学生や教職員、住民など約200人が来場した。

 (2017年12月18日付 山梨日日新聞)