更新日:2017年06月25日
安全登山願い蔓払い
南アルプス・広河原で開山祭
 南アルプス市と市観光協会、南アルプス署は24日、同市芦安芦倉の広河原で開山祭を開いた。北岳など3千メートル級の山々が連なる南アルプスの夏山シーズンの幕開けで、「蔓払い」の儀式を行い、登山者の安全を祈った。

 開山祭には、関係者約150人が出席した。「蔓払い」の儀式では、清水重仁市議が明治時代の山の案内役の姿になり、豊かな自然を後世に残すことを宣言。「門」をふさぐように張られた蔓約50本をおので切り開いた。この後、出席者が安全登山を祈願しながら門をくぐり抜けた。

 地元芦安中の生徒による「北岳の歌」の合唱や、夜叉神太鼓の演奏も披露された。祭りの後には、手打ちそばや南アルプス市特産のサクランボが振る舞われた。

 一方、南アルプス署は野呂川広河原インフォメーションセンター内に広河原臨時警備派出所を開所。7月上旬から8月下旬までの週末、署員が常駐し、登山者に登山計画書の提出を求め、事故防止を呼び掛ける。

 北岳を目指して広河原を出発した静岡市の会社員鈴木秀夫さん(45)は「キタダケソウなど南アルプスに咲く高山植物を見るのが楽しみ」と話した。

 【写真】蔓の門をくぐる開山祭の出席者=南アルプス市芦安芦倉

 (山梨日日新聞 2017年6月25日付)