更新日:2017年06月21日
南アルプス・山岳救助団体へ寄付
川崎の女性「夫捜索に感謝」
 南アルプス・北岳に登山に出掛けたまま2009年から行方の分からない川崎市の男性の妻が、捜索に当たった団体「大久保基金の会」(南アルプス市芦安芦倉)に120万円を寄付した。

 寄付をしたのは、同年4月に北岳に登山に出掛け、行方が分からなくなっている川崎市の僧侶男性=当時(41)=の妻(43)。当時捜索に当たった同会への感謝を込めて同会の口座へ送金したという。

 同会は00年に設立され、南アルプスで山岳救助活動などに取り組む。09年に3、4回、警察と共に約10人のグループで男性の捜索をしたが、手掛かりは見つからなかったという。その後もメンバーが山に登る際は男性が身に着けていた黄色のジャンパーや黄色の登山靴などを意識して歩いているという。

 男性の妻は取材に「私たちのようなつらい思いをする人が一人でも少なくなるように活動を続けてもらいたい」と語った。同会の清水准一会長は「南アルプスの山の安全を守るための費用に充てたい」と話している。

 (山梨日日新聞 2017年6月21日付)