【山梨】早川町営奈良田温泉

【山梨】早川町営奈良田温泉
 標高800メートル。早川渓谷、奈良田湖畔にある南アルプス邑奈良田の里温泉。
 山梨県企業局が温泉調査(1977年、中央温泉研究所)し、1978(昭和53)年試掘泉として深度212メートル掘削、泉温42度、40リットル毎分をゆう出させた温泉。現在、早川町が町営奈良田温泉として利用。水素イオン濃度8.6のアルカリ泉であり、ナトリウムイオン512.3、塩素イオン571.6、炭酸水素イオン410.1ミリグラムのナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉として神経痛、リウマチ、胃腸病などに適応すると考えられる。
 奈良田七不思議の一つ「洗濯池」直下に1959(昭和34)年斜め掘りで掘削し、赤石地域に発生した地震時ゆう出した奈良田温泉がすぐ南に位置し、さらに南に古湯西山温泉と連なり、いずれも小淵沢静岡断裂温泉帯(1984年、田中収)の温泉である。この温泉は西山温泉が硫酸イオンの多い弱酸性泉的泉質を有する温泉なのに対し、小淵沢静岡地質構造線にかかわる温泉としては珍しい弱アルカリ高温泉としてユニークな温泉である。白鳳渓谷、白峰三山の登下山口でもある。

 ◇所在地:山梨県早川町奈良田居平263
 ◇H P:http://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/spa/narada.html