六角堂切り子祭り

六角堂切り子祭り
 山梨県南アルプス市沢登に如意輪観音を祭る六角堂と称する観音堂がある。この観音の祭りは毎年10月13日の夜行われるが、その時地区の男子青年が精魂こめて作った切子が奉納されて、その技が競われる。切子とは薄い白紙を数枚重ねて上に模様や風俗、伝説などの絵を書き、これを切り抜くので別に「おすかし」とも言われている。非常に細かい時間のかかる作業で、農業の合間にするので1、2カ月はかかるという。13日の夜審査を経て5等まで賞品が出る。翌14日に切子と観音のお札にお仏供を添えて沢登全戸に配られる。切子の技法は200年前、御岳金桜神社の巫女によって六角堂で熱心に読経していた若者に伝えられたという。
 「沢登六角堂の切子 櫛形」が2001(平成13)年、山梨百選に選定されている。切子は県指定無形民俗文化財。
「おすかし」と呼ばれる白紙細工の切り子