高山植物は氷河期の植物

高山植物は氷河期の植物
 名前の通り「高い山に咲く花たち」だが、かつて地球が氷河期であった時代に、平地に生育していたものが間氷期とともに北へ、あるいは高山へと生育環境にあった場所に移動して、厳しい環境の変化に懸命に耐え、順応しながら人類の世代をはるかに越えて現在まで生き続けてきた。中には氷河期の遺存植物が数多くあり、地球史を研究する上で貴重な資料になっている。

 北岳にはキタダケソウほか、世界中にここだけにしかないいくつかの固有種があり、高山植物の宝庫として重要な山だ。